2017koho03
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しんじょう広報部           こてんぐ隊総集編「ここで働くということ」 現在、新庄で働くことにどんな問題や課題があるのか、そして、若者たちが地元で「なりたい自分になるため」には何が必要なのか、起業支援や就職活動支援などを行っている、新庄商工会議所の佐藤亜希子総務課長と伊藤充総務課長補佐にお話しを伺いました。新庄市の企業求人誌Shinjo WORK(新庄ワーク) UIJターン就職希望者のために新庄市企業求人誌を発行しています。市内企業22社の求人情報や企業情報などが掲載されています。市公式ホームページで公開していますので、ご活用ください。◎商工観光課℡内線258新庄市の経済を取り巻く状況 新庄市の昨年の経済状況を調べると、倒産件数も少なく、特に小売業界などは比較的堅調に推移しています。また、有効求人倍率も昨年末で1.26倍と高い数値となっています。 数値では、経済状況の改善が続いているように見えますが、実際の景況感に至っていないのが現状です。特に新庄の場合、「廃業」で事業をやめる企業・商店が多い傾向にあります。跡継ぎがいなかったり、次の世代の経営者が見つからず、事業を廃業する人や、その予備軍が多くなっています。地域との関係性が一度断たれるということ 高等教育機関が少ない新庄の場合、多くの若者が一度新庄市から転出します。そのため、就職に関するさまざまな情報を提供しようと思っても、彼らにアプローチする手段を失ってしまいます。また、学生はインターネットの就職情報サイトで情報を得てここで働くための支援施策いるのですが、新庄の事業所でそういったサイトに登録しているところも少なく、地域から離れた人たちに情報が伝達されていない状況にあります。魅力的な仕事を「作り伝える」仕組みを 新庄最上地域の企業による、合同企業説明会を年2回行っていますが、女性の参加者は少ない傾向にあります。 新庄には福利厚生の手厚い企業や、女性のキャリアアップに積極的な企業、子育て支援が充実している企業、開発職に女性を採用している企業などがたくさんあります。しかしながら、前記のとおり、それらの情報が求職者に伝わっていないのだと感じています。 これらの課題を解決するためにも、今後は、企業・自治体・経済団体などが、個別にアプローチするのではなく、一体として支援していく仕組みが必要なのです。 そして、人口減少社会の中、就職活動も売り手市場となっています。その背景を踏まえて、その時代時代の価値観に合わせた「魅力的」な仕事を作り、そして伝えていかなくてはなりません。新庄商工会議所では、その取り組みも支援してきたいと思っています。ここで働くことの豊かさ 都市部と比べて賃金水準は低いですが、生活コストを考えると、実はそう違いはありません。人間らしい時間軸の中で、住み慣れた地域とともに生きていくことは、とても「豊か」なことではないでしょうか。 平成29年度も、ここで働くことを支援する制度をさまざま実施する予定ですので、ぜひ活用して頂ければと思います。インターンシップ・職場体験受入企業データベース 市内約190事業所のインターンシップや職場体験に関する情報をインターネットで公開します。4月上旬から市公式ホームページで公開予定です。◎商工観光課℡内線258起業支援相談随時受付中 起業に関するさまざまな悩みにお答えします。各種支援制度の紹介なども行いますので、お気軽にご連絡ください。◎新庄商工会議所℡22-6855㈹93

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