2018koho09
12/20

 これからどんな市を目指し、まちづくりを進めていくかを考えるうえで、町内などの地域コミュニティの果たす役割は大きく、その重要性は、ますます増加していきます。 「区長と市長のまちづくり会議」では、地域を代表する各地区の区長と市長が意見交換を行っています。直接話を聞くことで、地域の声を市政に取り入れ、よりよいまちづくりを目指すことが目的です。 今年で29回目を数えるまちづくり会議が、中学校区ごと5会場で7月26日から27日にかけて開催されました。そこで、地域の課題36件に対して市が回答を行うとともに市政への意見24件について話し合い、地域活動から市全体を活性化させるためのアイデアなど、活発な意見交換が行われました。その一部を紹介します。ハザードマップの作成・配布について■区長 最近、日本全国で災害が多発している。新庄市のハザードマップを早急に作成して、市民に配布してほしい。災害対応では、災害発生前と発生直後の対応が大切になる。自宅に居ない場合を考えて、市全体の避難場所を知る必要がある。■市長 近年、特に地震と豪雨による大きな被害が全国的に生じています。災害は予想できるものではないため、避難場所などを予め市民にお知らせすることは、市としても大変重要なことだと認識しております。以前ハザードマップを作成し全戸配布しましたが、現在、県管理河川の浸水想定区域の策定作業が進められておりますので、それに合わせた形で作成し、配布出来るよう進めてまいります。雪処理対策の促進について■区長 雪国の住民にとって、降雪期の雪処理は大きな負担である。雪処理の負担を軽減するためには、流雪溝などの整備は重要である。住民の高齢化が急速に進み、雪処理の労力負担を増やさないためにもさらなる整備が必要である。また、流雪溝の機能を十分に発揮させるためには、流雪溝設置沿線での利用方法などの取り決めも重要となってくる。■市長 雪問題は新庄市の永遠の課題であります。流雪溝の整備は、「新庄市総合雪対策基本計画」に基づき、沖の町・中山町地区と金沢・松本地区を対象に整備を進めており、整備率は53%となっております。 ご意見にもありますとおり、流雪溝は「水源・流雪溝・流末」の3要素が整い、地区関係者で取り決めた「利用のルール」に基づき利用していただくことで、本来の機能が発揮されます。以前は流雪溝整備後に利用組合組織を立ち上げていましたが、現在は整備前に組織を設立していただき、円滑な利用に向けた取り組みを行っていただいております。今後も「冬の快適な暮らし」を実現するため、克雪対策の一環として流雪溝の整備と地区関係者による流雪溝利用組合組織への協力や助言、活性化に取り組んでまいります。ひとふれあうまち 地域力共に考える新庄の未来まちづくり会議区長と市長の▲これまでに整備された流雪溝12

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 12

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です