日本三大急流のひとつとして知られる最上川。広大なこの川は、奈良時代から舟運によって日本海側と太平洋側を結ぶ交通の物資輸送の大動脈として、大いににぎわっていたことが万葉集に記されています。
江戸時代、俳人・松尾芭蕉は門人の曽良を伴い「おくの細道」の旅に出ました。現在の国道13号線の原型をなす羽州街道を通り、芭蕉が新庄を訪れたのは元禄2年(1689年)、夏の暑い日のことでした。新庄では、城下きっての富商・渋谷甚兵衛(風流)の風流亭に2泊。甚兵衛の本家・渋谷九郎兵衛(盛信)ら地元の俳人6名と、歌仙1巻36句を巻いています。
明治36年には、新庄にとって初となる鉄道「奥羽線(現山形新幹線)」が敷かれ新庄駅が開業しました。以降、大正3年に陸羽西線開通、6年には陸羽東線開通と日本海と太平洋を結ぶ鉄路が敷かれたことにより新庄で鉄路が交差し、また、道路も国道13号と国道47号が交差することから「東北の十字路」と呼ばれ交通の要衝となりました。新庄市は古くから「人とモノが行き交うまち」として栄え続けてきました。
そして今、時代は新たに高速交通の時代となりました。
鉄路では、平成11年12月に山形県北の長年の夢であった山形新幹線の新庄延伸が実現し、「新庄発東京行」が開通しました。道路では、将来、東北中央自動車道の一部となる「尾花沢新庄道路」が平成11年11月に一部供用開始となり、さらには、これと連続し秋田方面に延びる「新庄北道路」も平成23年の供用開始となりました。また、山形県と宮城県をつなぐ「新庄酒田道路」「石巻新庄道路」の2路線も関係市町村と交流を盛んにしながら着々と事業化が進んでおり、平成14年5月には「新庄酒田道路」の一部として「新庄南バイパス」が供用開始となりました。
これまで培ってきた都市基盤を土台として、さらに質の高い都市機能と快適性と利便性に秀でた居住空間を整備し、都市のにぎわいや文化的な生活と、自然の豊かさや雪とともにある暮らしを味わい楽しむことができる『田園都市』を目指し、まちづくりを進めています。
市制施行
昭和24年4月1日(昭和30年4月1日萩野村合併、昭和31年9月30日八向村合併)
位置
- 東経140度18分18秒
- 北緯38度45分43秒
- 海抜97.7メートル(南本町十字路)
面積(令和3年度固定資産概要調書より)
222.85平方キロメートル(農用地57.02平方キロメートル、山林120.45平方キロメートル、宅地10.17平方キロメートル、原野7.71平方キロメートル、その他27.5平方キロメートル)
注意:国土地理院の平成26年全国都道府県市区町村別面積調にて、新庄市の面積が222.85平方キロメートルと発表され(高精度な「電子国土基本図」から直接面積を計測したことによる)、平成27年度固定資産概要調書からその面積となっています。
気象(令和2年山形地方気象台調査)
- 気温平均:12.1℃
- 最高気温:36.5℃(8月28日)
- 最低気温:-8.3℃(2月9日)
- 平均湿度:82%
- 年間降水量:2,304ミリメートル
- 瞬間最大風速:25.4メートル毎秒(3月5日)
- 最深積雪:56センチメートル(12月6日)
人口(令和3年4月1日住民基本台帳)
- 総人口:34,524人(男16,500人、女18,024人)
- 人口密度:155人/1平方キロメートル
- 世帯数:13,928世帯(1世帯2.5人)
人口動態(令和元年度住民基本台帳)
- 自然増:-296人(出生198人、死亡494人)
- 社会増:-190人(転入1,192人、転出1,382人)
関連リンク
このページに関する問い合わせ先
総合政策課
郵便番号:996-8501 山形県新庄市沖の町10番37号
ファクス番号:0233-22-0989
企画政策・デジタル推進係
電話番号:0233-22-2115
広報・地域づくり係
電話番号:0233-22-2116/0233-22-2117
システム統計係
電話番号:0233-22-2118
PDF・Word・Excelなどのファイルを閲覧するには、ソフトウェアが必要な場合があります。詳細は「ファイルの閲覧方法」を確認してください。