
新庄市長の山科朝則です。市長として就任し一年が経過し、この間、さまざまな地域課題の解決に取り組んでまいりましたが、依然として少子高齢化・ 人口減少など多くの課題が残されています。今後も「対話と決断」「未来への責任」を基本理念に掲げ、より良い未来を創造するために、「輝く未来へ挑戦するまちづくり」を推進してまいります。
1.未来のかたちを見据えて
現在、本市では少子高齢化や人口減少が顕著に進行しています。かつて4万人を超えていた人口は今や3万3千人を切り、国立社会保障・人口問題研究所によると、2050年には本市の人口が2万人を下回ると推計されています。これは全国的な課題であり、若者や子育て世代が地域の将来に希望を持ち、夢を抱いて暮らせるまちを目指すことが重要です。本市の豊かな自然、歴史、文化などの魅力を一層高めることが人口減少対策の大きな柱であると考えています。このため、人口減少社会を見据えた未来像をしっかりと描き、今やるべき最善の施策を徹底的に検討し、実行していきます。
2.「真に必要な事業」を、新たな視点で
本市では、「新庄市第5次総合計画」に基づき、事業を推進してきましたが、急速な社会経済情勢の変化を踏まえ、再検証や見直しが必要な事業もあると考えています。市民の皆さまが夢と希望を持ち、豊かに暮らせる「未来の新庄市」の実現のため、「真に必要な施策や事業はどうあるべきか」を常に念頭に置き、市政運営に取り組んでまいります。令和6年度は特に5つの「新たな視点」による施策を重視し、持続可能なまちづくりを目指します。
3.最上地域の中心市としての役割
現在、新庄・最上地域の住民の生活圏域は一体的なものとなっており、産業、交通、公共施設などの政策を広域的な視点で検討することがますます重要です。本市は最上地域の中心市として、東北農林専門職大学や県立新庄病院とのさらなる機能連携・地域展開を図り、国や県とも積極的に連携しながらその役割を果たしてまいります。
4.挑戦するまちづくりに向けた連携体制の確立
これらの施策を推進するにあたり、裏付けとなる財政運営にも十分な配慮が必要です。これまでも厳しい財政状況に対応すべく、投資的経費や地方債残高の抑制、内部管理経費の削減に努めてまいりました。新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、社会経済活動が正常化に向かう一方で、人件費や社会保障費の増加、公共施設の修繕費の上昇が今後の財政に影響を与えると見込まれています。しかし、市民の皆さまが活力や幸せを実感できるような魅力あるまちづくりには未来への投資も不可欠です。国のDXやGXといった新たな支援政策の動向を注視し、「未来への責任」として限られた財源を有効活用し、持続可能な財政運営に努めてまいります。
以上を踏まえ、市民や事業者、各種団体と問題意識を共有し、皆さまが自分らしく豊かに暮らせるよう、「輝く未来へ挑戦するまちづくり」の実現に向け、取り組んでまいります。
最後になりますが、「これからの新庄市を市民の皆さまとともにつくっていく」という思いを胸に、これからも市民の皆さまの声に耳を傾けてまいります。
皆さんと一緒に新たな新庄の未来を創り上げていきましょう。
- D X(デジタルトランスフォーメーション):デジタル化によってよりよい社会を目指すこと
- G X(グリーントランスフォーメーション):クリーンエネルギーを中心とした社会へと転換し、環境保護と経済成長を両立させること
- 住所
山形県新庄市下金沢町 - 氏名
山科朝則(やましなとものり) - 生年月日
昭和41年8月1日 - 任期
令和5年9月30日から令和9年9月29日
学歴および経歴
- 日本大学農獣医学部食品経済学科卒業:平成2年3月
- 山形県議会議員:平成23年4月~令和5年4月(3期)
- 新庄市長に就任:令和5年9月
このページに関する問い合わせ先
総務課
郵便番号:996-8501 山形県新庄市沖の町10番37号
ファクス番号:0233-22-0989
秘書係
電話番号:0233-22-2113
危機管理体制整備係
電話番号:0233-22-2113
職員厚生係
電話番号:0233-22-2113
人事給与係
電話番号:0233-22-2113
行革法令係
電話番号:0233-22-2114
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