山手線に新庄まつり登場! 東北観光広告列車を運行
2010年6月22日
6月21日より7月18日まで、東京山手線で新庄まつりの広告を張った電車が運行されています。この電車「東北トレイン」は東北6県などでつくる「東北観光推進機構」が企画しているもので、11両編成の車両には、他にも東北の祭りや自然などの写真が貼られ夏の東北をPR。新庄まつりが昨年3月に国重要無形民俗文化財に指定されたことにより、県内では蔵王温泉とともに選ばれました。大変ありがたいことです。大勢の人が行きかう山手線での宣伝効果は絶大ですし、7月末から始まる関東圏でのテレビスポットとあわせてPRの相乗効果が期待されます。多くの観光客に来て喜んでもらえるよう市民一体となって、おもてなしの心で受け入れましょう。
新庄・もがみ農協、新庄市農協総会開催あいさつ
2010年6月21日
新庄市関連の2JA の総会が行われました。新庄・もがみ農協が文化会館で、新庄市農協が大地会館で行われ、あいさつの中で、エコロジーガーデンの農業公園構想についてお話しました。
エコロジーガーデンが、国から払い下げられて10年。この間財政再建が優先され、際立った計画も立てられずにきました。そこで、残された建物と土地を新庄最上の基幹産業である農業を推進するシンボリックな場とし、市民・消費者・観光客・農業実践者など多くの人が農業と触れあい、またエコや有機といったテーマも取り入れながら農業公園として整備したい。最終的には農業公園が新庄最上の農産物の付加価値を高める役割を果たせるよう両団体のご協力いただきたいというお話をしました。
また、今日本は人口減少で、主食である米の生産調整が余儀なくされています。しかし、世界は逆に暴発する勢いで人口が増えています。食料自給率が低い日本では食料不足になるおそれがあり、その時自然豊かなこの地域が食料生産基地としての役割を如何なく発揮するためにも、担い手の育成が必要という観点から、若者園芸実践塾を再開することもお話しました。
いずれも農業関係団体等の協力が無ければ成果を見ることは難しく、今後も適宜相談しながら進めていきたいと思います。
横浜六角橋商店街(神奈川区)・つくの商店街(鶴見区)との商店街交流
2010年6月21日
6月12日(土曜日)と13日(日曜日)の2日間、横浜六角橋とつくのの二つの商店街が、「どっちの商店街が楽しいでSHOW!」と銘打って150円商店街を開催し、両商店街を行き来するシャトルバスも運行され、150円商店街を盛り上げていました。今回は、南本町と六角橋両商店街が、去る4月に遊好商店街協定を結んだ縁で、南本町商店街も新庄の物産を持って参加しました。昨年同様「新庄はかなりそばである」(新庄のそばはかなりおいしい)ことのPRのために、新庄そば工房の皆さんが手打ちそばを振る舞い、昨年味を覚えたファンが大勢並んでいました。仲立ちしたAMPのメンバー、3商店街の役員との交流会も行われ、六角橋商店街の女将さん会が10月の新庄味覚祭りに参加していただけることになりました。今回も交流の基本は、なんといっても人と人との信頼が大切であるとつくづく感じました。互いの商店街の遊好活動が益々盛んになることを期待します。
全国市長会特別講演 環境フォーラム2010
2010年6月17日
「地球環境対策と都市自治体の対応」 講師 東京大学名誉教授 月尾嘉男氏
環境問題がテーマのシンポジウムということもあって、会場は満員状態でした。
講演は、「環境問題への都市の挑戦」から始まりました。その内容は次の通りです。
地球に近い金星の平均表面温度は464℃、火星は-63℃、地球は15℃ということで、地球は陸地が29.2%、水が70.8%と奇跡の星で、奇跡が人類を生み出した。地球が誕生してから現在までの歴史を1年に換算すると人類は、12月31日に生まれたこととなり、更に1日を時間換算すると、猿人の誕生が16時00分、原人の誕生が20時00分、旧人の誕生が23時30分、新人の誕生が(5万年前)23時58分となる。
環境問題の原因は、ここ10,000年の間に、人口が1,000倍、エネルギ―消費量は100倍、人口×エネルギー消費量では100,000倍に増えており、特にここ500年の間に急激に増加したことにある。地球で最近生まれた新参者の人間が、異常に短期間に増えて、異常にエネルギー資源を使うようになった。増大の原因は、自然の収奪であり、鉱物資源、化石燃料、森林資源、湿原資源、生物資源、淡水資源の収奪などである。その結果気象の変化を招き、大気温度の上昇、気象災害の増大、海面上昇の危機と、まさに地球の限界を迎えている。地球が抱えることができる人口は48億で、すでにそれを超え、2025年には80億、2050年には90億と予想されている。
人口暴発、自然の収奪で陥った環境問題にどう対応していかなければならないのか、先生は次のような提案をしている。
先生は、地域全体が環境問題へ取組むこと(地域の挑戦)が必要と唱えた。従来の科学は巨大科学といわれ国家が膨大な費用をかけ少数精鋭で研究し、研究成果が世界共通で通用するものほど価値がある。しかし環境科学は違う。代替科学といわれ、環境の問題は地域により異なるため、地域独自で研究しないと役に立たず、住民全員参加し実践する必要がある。地域社会はこれまで、地縁(農業社会:土地)、職縁(工業社会:職場)、交縁(移動社会:交通)、通縁(情報社会:通信)と変遷してきたが、どれも経済重視の社会であった。これからは、エコロジー:生命と環境の様々な関係の科学に代替していく仕組みを提唱している。経済社会から環境社会への変遷、行政圏域から生命圏域一体での取組みへの変遷が必要。生命圏域は、単に行政的な区割りでなく、そこを共有する環境域、例えば河川流域などである。更に、資源収奪の終焉に、地域資源循環を掲げ、間伐材利用などのバイオや携帯電話などに使われる貴重鉱物の回収を都市鉱山として再利用を提案し、一方世界的に消滅している森林保護、植林による森林育成と自然再生の推進を訴えている。
また、環境問題は、これまでの考え方を変えることが必要で、環境価値の再考として、大量流通・進歩・伝統についてあらためて考え、最後にめざすべき転換軸として、GNP(国民総生産)の経済中心の社会から環境を大切にするGRH(国民総幸福)へ転換することが何よりも大切であると説いている。
今回の講演は、歴史的な経過をたどりながら、なぜ環境問題なのかと問いかけ、環境を悪化させた原因をここ500年の人口増とそれによる自然の収奪によって起きたと結論付け、今こそこれまでの考えを改め、先人の知恵などに学びながら、自然を取り戻し、人間の本当の幸せについて考えなければならないという示唆に富んだものでした。新庄を取り巻く豊かな自然を守り育てていくことの大切さを強く感じました。
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