2018年11月09日
二十数年前、私が市民プラザ勤務の折。当時、障がいをお持ちの議員がおられ、トランクを開けて車いすを出し、運転席の脇まで持って来て欲しいという依頼が何度かありました。ある時、「なぜスロープが必要か」ということを語り始めました。「障がい者は、本当は誰の手も借りずに自力で頑張ろうとするものだ。障がい者のためにというのではなく、大きな荷物や重いものを、高齢者や女性などが運んだりするときこそ、スロープが必要なんだ」とおっしゃいました。障がい者への配慮というより、皆が困らないようにすることが大切だと。ことさら「~のために」という上から目線ではなく、ごく普通に、そこに困っている人がいれば困らないようにすることが大切であると気づかされました。
障がいもさまざまです。障害者手帳などなくても、人は誰しも老化により身体機能が低下し、これに起因する障がいもあります。人生百年時代、まちの在り様も大変難しくなっています。自分のことは自分でと思いながらも、寄る年に勝てないというのも現実です。特に、訪れる冬将軍対策は、公から私に移っています。「わかっていても体が言うことをきかなくなった」「七十歳と八十歳でこんなに違うとは思わなかった。一年一年違ってくる」という話をよく耳にします。
来年は、市制70周年。障がい者にやさしいまちづくを提案しています。皆が超高齢者になる時代であるからこそ、障がいがあってもなくても、誰もが住みよいまちになるよう努めてまいります。
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