2020年12月10日

　平成11年12月4日は、山形新幹線が新庄に延伸された日です。今年で21年目を迎えました。先日市役所を訪れたお客さまから「新幹線の先頭2輌が並んでいる姿に感動した」というお話をいただき、私は思わずはっとしました。改めてそう言われると、あまりにも慣れすぎた光景にその有り難さ・凄さを忘れかけ、「新幹線が来ればすべてが解決される」といった当時の期待の延長で来てしまったのではないか、出かけるときは大変便利なのに、遠方より来ていただく方々への心配りはどうだったのだろうか、もう一度見直す必要があると痛感しました。

　新幹線の終着駅である新庄駅には、年間を通じて県外から多くの方が来ています。特に年3回あるJR東日本の「大人の休日倶楽部」の低額乗り放題期には、観光協会に見どころの問い合わせなどが相次ぎ、駅が観光客でにぎわいます。少しでも滞在時間を長くし、新庄を知ってもらいリピーターになっていただける方策を考えなければなりません。観光コースも最上公園や歴史センターだけではなく、雪の里情報館や御おたまや霊屋、エコロジーガーデンと面的な広がりができつつあります。

　今こそ新たなチャレンジの時だと思います。