2022年5月12日

　
　最上公園で開催される「カド焼きまつり」は、新庄市民に限らず、多くのファンが桜の便りと一緒に春を感じる大切な行事です。新庄市のキャッチコピー「まつりと雪のふるさと新庄」のスタートの祭りでもあります。春の「カド焼きまつり」を皮切りに、夏の「新庄まつり」、秋の「味覚まつり」に「そばまつり」、そして冬の一大イベト「新庄雪まつり」と、新庄では地域特性を存分に生かした四季折々の祭りを楽しむことができます。

　さて、カド焼きまつりの主催者である新庄観光協会は、昨年に引き続き会場での飲食を取りやめ、お持ち帰りのみの開催とすることを決断しました。当初は通常開催を検討したようですが、２月末に勃発したウクライナとロシアの戦争により、ロシア産のカドが輸入されない状況になってしまいました。業者ストック数が２０００尾余りで、例年の半分以下しか確保できなかったそうです。コロナ禍の影響もありますが、驚くべきことにカドの仕入れの事情による苦渋の決断だったのです。

　新型コロナウイルス感染症だけではなく、戦争も私たちの生活に影響を及ぼし始めました。どちらも、今すぐにでも無くなってほしいものです。