2023年6月12日

　「本市にある2つの工業団地の区画が完売した」という記事が、ビジネス雑誌である月刊コロンブス5月号に掲載されました。同記事では、工業団地の成り立ちや、本市にもたらす経済効果などについても紹介されました。

　昭和30年代から40年代にかけて、農家を中心に多くの方々が本市から出稼ぎに行きました。増田製作所前会長の故増田昭雄氏は、当時の状況を「当社に出稼ぎに来た升形地域の方々は、とても真面目で勤勉でした。この方々が東京に出て来なくても一年中地元で働けるようにしたいと思い、新庄に工場を建てました。」と話されていました。これをきっかけに、市では「出稼ぎによる家庭分離の解消を目指す」という政策目標を立て、地域振興整備公団と共に、２つの工業団地を造成しました。

　こうした先人方の将来を見据えた政策が、今この地域を支えています。既存の区画が完売したため、今後は新たな工業用地を整備し、カーボンニュートラルなどの先端産業の企業誘致を目標に努力してまいります。

　月刊コロンブス6月号では、食の力コーポレーションさんと、丸万コンクリートさんが掲載される予定です。ぜひ読んでみていただきたいと思います。