新庄市では、平成27年10月に第1期の「新庄市総合戦略」を策定し、人口減少の克服とまちの活性化の推進のため、各種施策に取り組んできました。このたび、計画期間の最終年度を迎え、新たに、令和3年度を初年度とする今後5年間の目標、施策の方向性、取り組みについて、当市の実情に沿った事業を戦略的に展開するための「第2期新庄市総合戦略」を策定しました。

計画期間

計画期間は、令和3年度から令和7年度までの5か年とします。

総合戦略の基本的な方向性

基本的方向性

本戦略は、「新庄市人口ビジョン」から見える本市の現状分析及び将来展望を踏まえ、国、県、周辺自治体や“産官学金労言”の各分野との連携体制の構築を含め、第1期を継続し、次の2点を施策の基本的方向性とします。

1. 人口減少を抑制し、定住人口の維持を目指す
2. 人口減少社会に対応し、誰もが元気で安心して住み続けられる環境をつくる

基本目標・横断的な目標

基本的方向性に沿って、地方創生に寄与する「移住・定住の促進」、「結婚・妊娠・出産・子育て環境の充実」、「高齢者になっても安心して暮らせるまちづくり」、「産業の振興と雇用の確保」の4つの視点に対応した基本目標を据えるとともに、国における方向性に基づき、4つの基本目標を補完する2つの横断的な目標を新たに設定します。

• 基本目標1：若い世代の移住・定住を促進する
• 基本目標2：社会全体で結婚・妊娠・出産・育児・教育を応援する
• 基本目標3：超高齢社会における安心なくらしを確保する
• 基本目標4：地域産業の持続的発展と安定的な雇用を確保する
• 横断的な目標1：多様な人材の活躍を推進する
• 横断的な目標2：新しい時代の流れを力にする

詳しくは、「第2期新庄市総合戦略」をご覧ください。

国の総合戦略との関係

国は、「活力ある地域社会」の実現と「東京圏への一極集中」の是正を目指し、第1 期の枠組を引き続き維持し、「継続を力」という姿勢を基本に、令和元年12月「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。

本市においても、国の「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本的方向性等を受け、「人口減少・少子高齢化」に主眼を置くことを基本とし、「まち・ひと・しごとの創生」と好循環の確立を引き続き目指すものとします。

第5次新庄市総合計画との関係

「総合計画」は市の事業全般について定めたものであるのに対し、「総合戦略」は人口減少克服・地方創生に特化したものとして位置付けられます。

本戦略は、令和3年度からの「第5次新庄市総合計画」を上位計画とし、新庄市の将来像『「住みよさ」をかたちに 新庄市』の実現を目指し、考え方や方向性、各施策の重要業績評価指標（KPI）との整合を図りながら、人口減少対策と地域活性化に重点を置いた計画として策定しています。