山形県では、子育てと仕事の両立に取り組む企業を「山形いきいき子育て応援企業(旧:山形いきいき子育て応援企業)」として認定しています。新庄市内の認定企業に、取組みなどをお伺いしました。
法人概要:特定非営利活動法人福祉サポートセンター山形
平成18年1月設立。高齢者・障がい者福祉事業として、訪問介護、居宅介護支援、共同生活援助、就労継続支援A型「JuJu・マルシェ」、就労継続支援B 型「からあげ十兵衛」などを展開しています。「歳を重ねて介護が必要になったり、障がいがあったりしても、住み慣れたまちで自分らしく生きたい」と思う方の、毎日の暮らしを応援しています。職員数は男性5名、女性44名(令和2年1月1日現在)。平成29年9月に「山形いきいき子育て応援企業」に優秀(ダイヤモンド)企業として認定されました。
取組へのインタビュー
Q.認定を受けた経緯を教えてください。
A.女性が多い職場なので、職員が子育てや家族の介護をしながらでも仕事を続けられるよう、少しずつ労働環境を整備してきました。そのような中で、県の「山形いきいき子育て応援企業認定制度」のことを知りました。認定基準を見ると、既に事業所で取り組んでいる項目が多く、申請したところ優秀(ダイヤモンド)企業として認定されました。
Q.仕事と家庭の両立支援のために、どのような取組を行っていますか。
A.福祉業界は他と比べて、人手不足や離職者が多いとの国の調査結果が出ていますが、当法人の定着率は比較的安定しています。子どもの育児や家族の介護中の職員から相談があった場合、その期間の労働時間など、できるだけ希望に添えるよう対応しています。職員それぞれのライフステージの変化に柔軟に対応できるよう、職場の制度と共に、職員同士がお互いの生活状況や環境を受け入れ協力していくという体制を整えていきた
いと思っています。
Q.実際に働いてみてどうですか?
A.子育て中の女性職員:「4歳と中学生、高校生の子どもがいます。勤務シフトは子どもの行事予定に合わせて調整してもらっています。子どもの具合が悪くなり、急に仕事を休まなければならないときでも、周囲が気遣ってくれ、休みを取りやすい環境にあると思います」
A.子育て中の女性管理職:「高校生、大学生の子どもがいます。子どもが小学生の頃は9時から15時までの短時間の勤務にしてもらえました。家庭の状況に応じて勤務時間などを変更してもらえるのはありがたいです」
Q.今後、さらに進めていきたい取組はありますか?
A.これからは、介護休暇の取得が増えてくる事も予想されるので、職員の意向を尊重しながら制度面をしっかり整えていきたいと思います。そして、何より大切なのは職員間のコミュニケーションです。「お互い様」の精神を忘れず、職員皆で協力して、子育てや介護中の職員をしっかりバックアップしていきたいと考えています。
このページに関する問い合わせ先
総合政策課企画政策室
〒996-8501 山形県新庄市沖の町10番37号
電話番号:0233-22-2115
ファクス番号:0233-22-0989
PDF・Word・Excelなどのファイルを閲覧するには、ソフトウェアが必要な場合があります。詳細は「ファイルの閲覧方法」を確認してください。