海外で麻しんに感染し、帰国後に発症する事例が確認されています。
麻しんの感染力が非常に強く、免疫がない方が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
症状
潜伏期間 10~12日(最大3週間程度)
初期症状 発熱(38℃前後)、咳、鼻水、目の充血、目やになど
いったん熱が下がっても、再び発熱し、全身発疹がでます。さらに、4~5日間高熱が続きます。
- 通常は7~10日ほどで回復しますが、肺炎や脳炎を合併し、重症化することもあります。
- 妊娠している方が感染すると、流産や早産を引き起こす可能性があります。
治療
特別な治療はありません。対症療法が中心です。
予防方法
麻しんは感染力が非常に強く、空気感染するため、手洗いやマスクの着用だけでは予防できません。麻しんの予防には、ワクチン接種が有効です。
予防接種
定期接種の対象は、「1歳児」「小学校入学前1年間の幼児」です。
ワクチンの1回接種で95%の人が、2回接種で99%以上の人が免疫がつくと言われていま
す。
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