「登録有形文化財(建造物)旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎保存活用計画(案)」について、パブリックコメント(意見公募)を実施した結果、次のとおり意見が寄せられましたので、市の考えと共に公表します。
登録有形文化財(建造物)旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎保存活用計画の詳細については、下記関連ファイルをご覧ください。
意見を提出できる方
- 市内に在住・在勤・在学の方
- 市内に事務所もしくは事業所を有する方
- その他、本計画(案)に利害関係を有する方
意見募集期間
令和5年1月17日(火)から令和5年2月10日(金) 午後5時15分(必着)
意見の内容と市の考え
提出件数5件意見の内容と市の考え
意見1
- 中に入るのは民間事業者主体でないと、施設管理だけの業務委託だけでは長期的にみて発展が望めない。事業者に関しては、プロポーザルなど公募が望ましいと思う。
思いつきだが、この施設の近くのアパートなどの付帯サービスとして提供。
例)近くの住人は施設内コワーキングが無料で使えます。
(一般は有料化)とし、住民サービスと域外の収益化を別にするなどもいいと思う。 - 施設そのもの、施設から外に売れるものに関しては地域内連携だけではなく、地域外との連携も必要になるかと思いました。
例えば、「今和次郎」「シャルロットペリアン」などは外部の建築・設計・大学・デザイン業界との繋がり、加工や飲食(外観的)観光的な側面は、売り先(出口)で仙台・東京などとの連携。考えれば無数にありますが、中を動かす主体は地域内。それを、外向きに発信・販売・していく地域外連携も、実際、運営が始まった時に重要になるかと思います。
これは市内・地域内の関係者だけで話していても手詰まりになるので、外部との繋がりが非常に重要になると思います。
市の考え1
- 現在、旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎(以下、旧雪調という。)は市の社会教育施設である雪の里情報館の記念館として位置づけられており、雪の里情報館全体について、指定管理者制度を活用し、施設の管理・運営を実施させていただいております。
今後、登録有形文化財(建造物)旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎保存活用計画(以下、本計画という。)に沿って活用を進めていく上で、民間の活力やノウハウを生かした運営は必要であると考えております。指定管理者制度を活用した施設運営を基本としつつも、旧雪調の活用方法について、次年度以降に具体的な活用方法を検討する際に決めさせていただきたいと考えております。 - 登録有形文化財(建造物)旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎保存活用計画(以下、本計画という。)のP27に活用方針として「文化伝承」「実践的な学び」「多様な交流」という3つの柱を掲げております。ご意見いただいている地域外との連携については、「文化伝承」の部分に、これまでの旧雪調の功績を広く情報発信することや、「多様な交流」の具体的な内容として「市民同市の繋がりだけでなく、専門的な知見や技術を有した人々との交流の場となるような活用に取り組んでいきます」と記載させていただいております。しかし、ご意見いただいた、地域内の主体が施設運営等を行い、その創出された物や事を外向きに発信・販売していく地域外連携の重要性は本市でも感じております。本計画P27の活用方針の「多様な交流」の部分に、追記させていただきます。
意見2
保存活用計画(案)に対して地元新庄で日常的に建設業に従事し、地域内の歴史的建造物活用を推進する企業として、第3章保存活用(1)施設の活用上の課題についてコメントさせて頂きます。
- 施設内の動線の改善⇒賛同。
正面エントランスを開くだけで訪れて写真を撮る人が増えると思います。 - 現在の展示の継承と展示機能の再整理⇒賛同。
加えて、1階の展示室の空間は読書、学習、軽飲食しても魅力的になり得るので、検討すべきと考えます。木製の簡易的な間仕切り等、可変性のあるもので展示動線を損なわずに滞在できる空間を作れれば1階の日常利用される可能性が上がると思います。 - 雪調設立当時のコンセプトを踏まえた建物用途の更新⇒賛同。
展示機能に加えて、この歴史ある空間で良質な時間を過ごすことをイメージして魅力的な軽飲食とミュージアムショップの在り方を公民連携で創出出来れば施設全体としての認知度、評価が上がると思います。 - 旧雪調の空間特性を感じられる2階部分の有効活用⇒賛同。
雪調の建築的特徴が色濃く表れた空間。断熱及び空調、照明等を整備して事務所や非日常のイベントが可能なスペースとして整備されることを望みます。来場者に建物の歴史、概要を語れる人、団体がここに入居して日常的な仕事も行えれば施設全体の価値上げ、収入という視点でも理想的かと思います。 - 旧雪調と一体となった屋外空間の活用
⇒雪に関する施設と言うことも再認識した上で今回の建物更新の中に屋外の融雪システムのリニューアルも含めて頂いたほうが日常管理の負荷が軽減されるのではと考えます。 - 近代地域史資料の保存と調査研究の推進
⇒地元で雪と向き合いながら住宅や公共施設の建設に関わる企業としては常に積雪地方農村経済調査所の資料や今和次郎コレクションが身近に存在することは大変有難いので、雪調2階等に事務所をお借りすることが出来れば資料の管理、活用等の部分も併せて考えていきます。 - 継続的な保存活用と管理運営費の軽減の両立
⇒当社としては、旧蚕糸試験上の文化財登録及び耐震改修の施工に関わり、民間では新庄蔵ぷりん等の歴史的建造物の保全、創造に興味を持つ者も増えています。
雪をテーマにした最も新庄らしい歴史的建造物に地域内の建築会社として交流拠点にしたい意識を持っています。工業団地内に製材所、本所機能がありますが、設計やまちづくりに関わるスタッフは歴史まちづくり重点エリアに常駐することで、地域にも寄与できると考えています。
またカフェ部分の運営に関しては他地域で共に歴史的建造物の活用に関わる運営者が新庄にも出店してまちを盛り上げたいという意識を持っている方も出てきていますので、公募等の機会が設けられる場合はカフェ運営事業者と一緒に御提案することも検討します。
コワーキングとカフェは業態としては異なりますが、歴史的建造物の中で運営事業者と入居者が意識をそろえて建物、施設全体の活性化にしっかり尽力していくことが最も大切だと思います。
市の考え2
- 施設内の動線の改善にご賛同いただき、ありがとうございます。
本計画にも記載しているように、今後、新たな避難動線を確保した上で、建設当時の旧雪調の入口から施設に入ることができるよう、施設改修を実施していきたいと考えております。 - 現在の展示の継承と展示機能の再整理にご賛同いただき、ありがとうございます。
展示に関しましては、本計画P28に記載しているように、一定の固定された展示空間に加えて、廊下や階段にも展示を行い、建物全体を展示が行える空間としたいと考えております。頂いたご意見にある、日常利用の可能性につきましても、今後、検討してまいります。 - 雪調当時のコンセプトを踏まえた建物用途の更新にご賛同いただき、ありがとうございます。
旧雪調の魅力をさらに向上させるには、本計画P31にも記載しているように、民間の活力やノウハウを生かした施設活用は必須だと感じております。
今後、施設の具体的な活用を検討する際は、運営と併せて検討する必要があると感じておりますので、どのような連携方法が考えられるかを検討してまいります。 - 旧雪調の空間特性を感じられる2階部分の有効活用についてご賛同いただき、ありがとうございます。
2階部分については、本計画P29~30にも記載しているとおり、「試せる場所・学びあう場所」として、ゾーンを設定しており、旧雪調の象徴的な空間を多くの方に感じ取っていただきたい空間と考えております。いただいたご意見を参考にししつつ、今後、運営方法の検討を行ってまいります。 - 旧雪調と一体となった屋外空間の活用について、ご意見いただきありがとうございます。
現在、旧雪調の屋外活用については、ゆきさとオーガニックマルシェの開催など、指定管理者や雪調の会の方々に試験的に活用を行っていただいているところであります。
ご意見いただいた、融雪システムの導入については、屋外の融雪プールの設置などが想定されるところですが、融雪プールの設置が想定される区域は保全区域となっており、仕様を変更する場合には景観に配慮した更新が必要となっております。また、建物の改修にかかる費用や設置後の費用についても精査が必要となります。
そのため、登録有形文化財としてより良い施設運営を目指し、必要経費との兼ね合いを考慮した上で検討を行ってまいります。 - 近代地域史資料の保存と調査研究の推進に関しまして、前向きなご意見をいただき、ありがとうございます。
本計画にも記載しているとおり、資料の整理については、旧雪調のみならず雪の里情報館全体での課題となっております。雪の里情報館の資料群の整理については、指定管理者や市民の研究者の方々に行っていただいておりますが、時間のかかる作業となっております。
お手伝いいただける場合は、ぜひご協力をお願いいたします。 - 継続的な保存活用と管理運営費の軽減の両立に関しまして、前向きなご意見をいただき、ありがとうございます。
今後、文化財である旧雪調の保存活用を行っていく中で、貴社の歴史的建造物の保存活用へ理解があることや、活用について様々なご提案をいただけること、本市と協働してまちづくりに取り組んでいただける姿勢など、大変心強く感じております。
実際の活用についの運営については、指定管理者制度を基本しつつ、「民間活力やノウハウを生かした施設活用」「事業実施についての協働先となる団体・企業などの発掘、育成」「管理運営費の軽減に向けた取り組み」を実施してまいります。その中で、指定管理者や個別の管理者の公募の機会について検討を実施してまいります。
意見3
雪調の会は、新庄最上地域に暮らす多様な実務者、研究者が集まって活動しています。
これまで、オーガニックマルシェ、雪に関わるセミナー、地域資源を観察するツアー、雪調の歴史を学ぶ講座、ドキュメンタリー映画の放映等、様々な活動をさせて頂きました。この度の耐震改修後、活用後も今後も雪調がさらに地域に認知され、良い形で未来に引き継がれることを会としても望んでいますし、活動を通じで尽力したいと考えます。
認知度、歴史的価値及び持続可能性の向上のために下記のことを提案いたします。
- 旧雪調1階の活用について
・雪調の歴史が誰でも見やすく、かつ価値を損なわないフレキシブルな形の展示
→現在、常設、固定の展示エリアが全体を占めすぎており、一般の方にとっては変化が無く一度見てまんぞくしてしまうような形になっています。常設展の保全も大切ですが、展示までの動線、来場者の滞在しやすさ、企画展の充実も認知度、興味関心の向上に繋がるのではと思います。
・地域の中高生やフリーランス等多世代が利用できる環境づくり
→静かに学習したり物事を考えたり、調べものをする環境がまちなかに在るということも大切ですし、雪調への興味関心のきっかけになると思います。展示を見に来る来場者だけでなく、学習、ワークスペースを充実させて多世代の方が利用しやすい場所になればと思います。
貴重な資料やカフェ機能が在ることも非常に相性が良いので、日常利用できるワークスペースが雪調内にも受けられることに多いに賛成します。 - 旧雪調2階の活用について
・オリジナルが残る空間を日常と非日常のハイブリットで使い、雪調全体の価値を上げる
→日常利用はオフィスやコワーキング等の執務空間としての活用案が挙げられていますが、基本的には賛成します。大がかりな設備機器等を入れるとオリジナルの空間性が損なわれる要因となってしまうということが理由の一つです。加えて、地域としても国としても稀有な存在である雪調の歴史的価値を語れる団体、人がこの場所にいる、もしくは関わるということが大切だと考えます。
また、当会による非日常の企画として、建設当初(昭和初め)から変わらない空間で、民芸品の展示やドキュメンタリー映画の放映等を考えています。その背景、動機は下記の通りです。
雪害調査所(以下、雪調)は農村工業及び副業係の中で、積雪地方の農家副業(民芸品)の振興を企画し、この調査指導について民芸運動を進めていた柳宗悦らに委嘱した。「民芸の会」を結成し、東北一円の調査を進め、従来の民芸品に留まらず、時代の流れに合うように新たな生活用具を生み出す努力した。シャルロットぺリアンによる「折りたたみ式寝椅子」はその成果である。また、雪調では、農村工業に関わる標本(副業参考品)として、日本国内だけでなく、朝鮮、樺太、支那、モンゴル、中央アジアからの収集やブルーノタウトの作品(468点確認済)まで広く収集している。昭和44年山形県立博物館開設に伴い、それらは県が保管している。
山形県内の施設で保有する雪調の価値ある民芸品を2階オリジナルの空間でアチックミューゼアム(屋根裏美術館)として展示したいと考えます。
昨年東日本で巡回展が行われた「東北へのまなざし」等により、認知度が高まっている今の時代こそ雪調の存在価値を高める東北民芸の歩を知る企画をこの場所、この空間で行うことを希望します。 - 簡易低温実験室の設置
雪を伝える研究施設として、簡易低温実験室の設置を希望します。
いつでもどこでもスマートフォンで情報を検索できる時代に、地域の特性である雪を施設で体感できて、どんなことに利活用しているかということを知れるということが大切だと思います。
・雪氷防災センターとの繋がりを強化して地域の気候風土、資源の研究を推進する。
・冬季の寒冷、雪を活かした加工調理の研究、実験を推進する。 - 分かりやすい看板の設置
→耐震改修及び施設全体のリニューアルが実現する際は認知度向上の大きな契機になるので道路経路に分かりやすい看板を設置して頂きたい。 - 維持管理しやすいインフラ整備
→平成の曳家、大改修から時代は令和になり、建築及び設備機器の技術も日進月歩進化していると考えれます。文化財建造物の価値を損なわない形で、耐震、断熱、空調、給排水、融雪の仕組みを再度調整し、メンテナンス、維持管理しやすい施設への更新を望みます。
イニシャル、ランニングコストも含めて企画、設計して頂けると有難く思います。
市の考え3
- 旧雪調1階の活用についてご意見をいただき、ありがとうございます。
旧雪調1階部分の活用の想定としては、本計画P28からP30に記載しているとおり、「雪国文化を伝える場所」「食にまつわる場所」としての機能を想定しているところです。
「雪国文化を伝える場所」としての機能は、ご意見いただいたとおり、現在の展示内容を継承しつつ、一定の固定された展示空間に加えて、廊下や階段にも展示していきながら、建物全体に展示が行える空間として利用していきます。旧雪調の認知向上や利用者向上の観点から、ご意見いただいた企画展の実施等も重要と考えております。また、1階部分にワークスペースを設置することについては、2階部分に想定している「学び合う場所・試せる場所」の機能や資料館1階にある「雪国ライブラリー」との関係性を考慮し、雪の里情報館全体での機能の整理を行い、設置の可否を検討してまいります。 - 旧雪調の2階の活用について、概ね賛成のご意見をいただき、ありがとうございます。
本計画のP24にも記載しておりますが、旧雪調の2階部分については、市民の方々からも親しまれ、その意匠デザインや空間特性は、2階を活用する上で、大変重要な部分だと理解しております。改修する際も、空間特性を生かした改修を検討してまいります。加えて、歴史的価値を語れる団体、人との関わりについては、貴団体のガイド部会の方々からご協力を得ながら、指定管理者が施設案内等を行っているのが現状です。改修後につきましては、旧雪調の象徴的な空間である2階部分に多くの方が訪れ、歴史的な価値を感じてもらえるようにしたいと考えております。その歴史的な価値を感じてもらうためにも、現在の体制を維持しつつ、関わってくれる方の広がりを作るための体制づくりを検討してまいります。
また、改修後の利用方法についても前向きなご意見をいただき、ありがとうございます。2階部分で、旧雪調に関わる展示やドキュメンタリー映画等の放映を実施したいというご希望について、ご希望に沿えるような運営方法を検討して参りたいと思います。 - 雪調当時のコンセプトや現在の雪の里情報館の設置目的を踏まえた機能のご提案をいただき、ありがとうございます。
簡易低温実験室の設置につきましては、本市と致しましては、初期費用やランニングコストを考えますと、なかなか難しいのではないかと考えております。しかし、ご意見にもあったとおり、雪氷防災センターさんとの連携ということにつきましては、重要性を理解しております。現在も、雪室の調査や児童向けの講座、雪氷防災センターさんの調査・研究成果の展示など、様々な連携を行わせていただいております。改修後もその繋がりを大事にし、できる範囲で双方のメリットが感じられる事業展開を実施できればと考えております。
雪を活かした加工調理の研究や実験なども、その一例かと思いますので、今後も協働しながら、旧雪調の存在価値を高めていければと感じております。 - 旧雪調の認知向上のための取り組みについて、ご提案いただき、ありがとうございます。
ご意見いただいた道路への看板設置については、道路管理者に占用の許可申請を行い、許可してもらう必要があります。
現在は、大地震の影響による電柱倒壊の事例が相次いだことにより、緊急輸送道路を対象に電柱等の新設について制限する措置が取られております。
しかし、今後、施設をリニューアルする際には、既存の看板への追記等、認知向上につながる取り組みについて検討してまいりたいと思います。 - 施設の継続した維持管理についてのご意見をいただき、ありがとうございます。
ご意見いただいたとおり、改修費用やランニングコストを含めた形で、登録有形文化財(建造物)としての価値を損なわない施設改修に努めてまいります。
意見4
現在、展示されている固定展示でなく、季節やイベント等で変えられる展示方法を考えてみてはどうだろうか?(何年も同じ展示なので。あくまでも、変えないことも大事だとは思いますが。個展も今よりセンスアップしたことが可能では?)
もともと雪調は、実験施設というか、作物加工、そして新庄の売りにできることを試せるだったし、加工場、調理施設などあったら若いグループの試作だったり、勉強できる場所になるとチャレンジしたい人は、出てくるのではないだろうか?
カフェという訳ではないが、高級な自動販売機(コーヒーなど)など、本を読めたり、おしゃべりできたり、雪調資料の研究ができるスペースもあれば、老若男女が集まりやすいのでは?
市の考え4
旧雪調の活用方法についてご意見いただき、ありがとうございます。
まず展示に関しましては、本計画P28に記載していますとおり、一定の固定された展示空間に加えて、廊下や階段にも展示を行い、建物全体に展示を行える空間としたいと考えております。旧雪調ができた経緯や旧雪調が行ってきたこと等については一定の固定化された展示が必要かと思いますが、その他の雪国の暮らしや現在まで続いている雪国文化等については、ご意見であったように、可変性のある展示が望ましいと考えております。
次に、食品加工や調理施設などの機能については、本計画P29の「食にまつわる場所」の活用イメージにも一例として記載させていただいております。今後もニーズ調査等を行い、利用される施設となるような機能を検討してまいります。
現在の雪の里情報館には自動販売機は設置されておらず、飲食可能スペースも限られております。ご意見であったとおり、利用者の利便性向上の観点から、飲食は大きな要素だと考えておりますので、自動販売機設置や飲食可能スペースの拡大について検討してまいります。
意見5
- この建物の歴史を伝える部屋はほしい。
常葉(嶺)金太郎~松岡俊三~山口弘道(柳宗悦、柳宗理、ぺリアン、中谷宇吉郎、今和次郎)。新庄の宝だとして残そうとした大滝十二郎、大友義助。忘れぬために年一回の展覧会、講演会の開催。 - お茶、コーヒーを飲みながら、読み、語り、聞く部屋を実現したい。市立図書館の分館として、新聞・雑誌・郷土・子ども・専門の本を置く。駐車場の広さから、市民が気軽に立ち寄れるようになるのでは。
- 資料の整理
様々な、その時代、その時代の資料が混在している。それぞれをファイルに入れ、まとめていく。 - 雪調開設100年まで、あと10年。
- あちこちに雪国の絵をかける。佐藤四郎太、等々。昔あった、雪山の大きな絵も復活したい。
- あちこちに、花の鉢を置く。絵と花の館では。
市の考え5
- 旧雪調に関わる方々の功績の紹介についてご意見いただき、ありがとうございます。
ご意見でいただいている方々の功績については、旧雪調を語る上で非常に重要な事柄が多くあると理解しております。
現在は、全ての方ではありませんが、旧雪調の展示でご紹介しているところです。加えて、雪の里情報館主催の雪調勉強会においても取り上げていただき、学習機会を設定させていただいております。
改修後の展示についても、展示内容を検討する際に、ご意見でいただいた方々の功績についても十分に検討し、展示内容を考えていきたいと思います。 - 旧雪調の改修後の活用方法についてご意見いただき、ありがとうございます。
現在も、資料館1階部分には、旧雪調の資料や児童用図書などを設置して、市民の方々が気軽に立ち寄れる空間づくりに努めているところですが、飲食については、基本的に禁止しております。
施設改修に併せて、旧雪調の機能や雪国ライブラリーの関係性の整理はもちろん、飲食可能スペースの拡大についても検討してまいります。 - 旧雪調に保管されている資料についてご意見いただき、ありがとうございます。
ご意見いたただいている部分については、本計画P20にも記載しているとおり、旧雪調の資料が未整理である現状については、市としても問題であると理解しております。今後、資料そのものの整理を進め、適切な保存・管理を行うとともに、研究者にとって研究資料として活用できるような運用体制や、将来における貴重な資料として継承できるよう、保存活用に努めてまいります。 - 2032年に雪調開設100年を迎えることについて、雪調の会の皆さんから、その記念に向けて、様々な活動を行っていただいております。本市としても、市民有志の方々が、市の文化財を軸にしてまちづくりに主体的に取り組んでいただいていることに心強く感じております。
そんな方々の目指す方向と足並みを揃えつつ、節目の年を迎えられるよう、多くの方々に利用していただける施設改修に取り組んでまいりたいと思っております。 - 6.改修後の旧雪調の施設の装飾などについてのご意見、ありがとうございます。
地元の芸術家の作品や花の展示などを飾ることは、施設に彩りを添えるためには、大切な視点かと思います。
施設改修後の展示については、本計画P28に「一定の固定された展示空間に加え、廊下や階段にも展示していきながら、建物全体が展示を行う空間として利用できるようにしていきます」と記載があるとおり、建物全体に展示をちりばめる予定としています。これらの展示の1つとして検討してまいりたいと思います。
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