8月26日(金曜日)に選考会を開催し、以下の山車がそれぞれ最優秀山車として決定しました。
決定した山車は、新庄ふるさと歴史センター・お祭りホールにて1年間展示されます。
※現在は山車は仮展示となっております。
照明等の調整も含めた本展示は9月26日(月)からを予定しています。
最優秀展示山車(歌舞伎部門)

千門町若連 風流「祝 勢揃 寿 連獅子」
清涼山の石橋で、手獅子を携えた狂言師たちが、石橋のいわれや清涼山の風景などを舞い始める。石橋の向こうは文殊菩薩の浄土。菩薩の使いといわれる獅子の親子が、子を千尋の谷に突き落とし、這い上がった子を育てるさまを舞う狂言師は、やがて胡蝶を追いかけて姿を消した。
しばらくあったのち、今度は親子の獅子の精が現れ、牡丹の花や胡蝶と戯れるうち、獅子の狂いを見せると、最後はどっしりと獅子の座につくのであった。
こちらの演目は2016年11月に歌舞伎座にて行われた「吉例顔見世大歌舞伎」で八代目中村芝翫さんと3人のご子息たちの4名同時襲名披露公演で演じられた舞台を山車上に再現したものである。(風流解説/新庄まつりかわら版より)
最優秀展示山車(物語部門)
下金澤町若連 風流「天孫降臨」
太陽神である天照大御神は、孫の瓊瓊杵命に三種の神器と天界の稲を授け、地上を光り輝く瑞穂の国となるよう命じた。
さっそく瓊瓊杵命が天界の神々を伴って、地上に降りようとすると異形な様相の神がいた。
天照大御神は不思議に思い、天宇受売命を遣わし問うと、その神は猿田彦といい、瓊瓊杵命が天界から降りられると聞き、お迎えにあがったのだと答える。そこで瓊瓊杵命は猿田彦を先導に幾度にも重なった雲を押し分け、日向の高千穂の地に辿り着き、地上は光り輝く稲穂が実る豊かな国となった。
その後、木花咲耶比売という美しい桜の花のようなお姫様と出会い、結婚し末永く暮らしたとされる。この神話を私たちの祖先は稲作の起源として語り継いできている。(風流解説/新庄まつりかわら版より)
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