雪国には雪国なりにいろいろな知恵と工夫があります。しかし昔はそれらもなく、ただただ苦労し、貧しい暮らしを強いられていました。
雪害って?
現代でも雪が降るとすごく不便です。除雪をしないと交通は不通となります。家屋も丈夫でなければつぶれてしまいます。農業では雪の重みでつぶれるのでビニールハウスを建てることができません。女性のファションにも制約が出ます。なにより、人々は一冬で相当な時間を除雪などの作業にあてなければなりません。
今ではこのように普通に「雪害」という言葉を使いますが、昔はこの言葉すらありませんでした。人々は雪に対してじっと耐えるしかなかったのです。
なんとかしたい!
雪国とそうでない地方ではあまりに格差がありすぎる・・
山形県の現村山市出身の代議士、松岡俊三は雪国の人々を救いたいと運動を起こしました。これが雪害救済運動です。松岡は県内各地を調査しながら講演を行い、人々の意識を高め、皆で雪害を克服しようという気運を高めました。そして農林省の機関である、積雪地方農村経済調査所を誘致したのです。
このページに関する問い合わせ先
雪の里情報館
郵便番号:996-0086 山形県新庄市石川町4番15号
電話番号:0233-22-7891
ファクス番号:0233-22-7860
PDF・Word・Excelなどのファイルを閲覧するには、ソフトウェアが必要な場合があります。詳細は「ファイルの閲覧方法」を確認してください。