懐かしき雪国の昔大変とは言え、現代の雪国の暮らしは「克雪・利雪」が進み、昔に比べてずいぶんとよくなりました。今とはかなり違う、昔の雪国の様子をご紹介します。
雪国には、ほかとは違ったくらしのスタイルがありますし、独特の文化もあります。
都市化の波により、失われつつあるものもありますが、いくつかあげてみます。
雪囲い
庭にある“たけ”の小さな樹木などは雪の重みや雪がとけるときの沈降力(ちんこうりょく)で折れてしまうので、雪が降る前に、回りを囲って保護します。
11月ころの新庄の風物詩となっています。
おおいそぎで雪囲い (絵:佐藤四郎太)
11月ころの新庄の風物詩となっています。
おおいそぎで雪囲い (絵:佐藤四郎太)
雪踏み
雪がいっぱい降ると歩くのが大変になります。そのため、みんなが歩くような道は「踏み俵」という“わら”で作ったもので踏み固めました。今は車が走る道路などは除雪車で雪をなくしたり、消雪道路といって地下水を流して雪を消します。家の前の通路は雪を吹き飛ばす機械やスノーダン プというもので雪をどけます。ですから、踏み俵を使う光景は見られなくなりました。
毎朝の道つけ (絵:佐藤四郎太)
毎朝の道つけ (絵:佐藤四郎太)
雪おろし
フワフワと降る雪も積もるとだんだんと締まってきます。ですから、屋根に積もった雪はたいへんな重さになります。家がつぶれないように雪おろしをしなくてはなりません。
カヤぶき屋根の雪おろし (絵:佐藤四郎太)
カヤぶき屋根の雪おろし (絵:佐藤四郎太)
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