施設の歴史と歩んできた道のりを年表形式で紹介します。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場は、昭和9年に「蚕業試験場福島支場新庄出張所」として発足し、施設の建設が進められて昭和11年より事業を開始。さらに施設が充実し、昭和12年に「蚕糸試験場新庄支場」と改称されました。
昭和33年には「蚕糸試験場新庄原蚕種製造所」と名称が変更になり、昭和43年に「蚕糸試験場新庄原蚕種試験所」と改称。蚕種の研究や桑の栽培等、戦中から戦後にかけて一貫して蚕糸業の発展に寄与し、市民からは「原蚕種」の名称で親しまれてきました。
この施設は、国の行政改革により昭和58年5月、「蚕糸試験場蚕育部原蚕種第一研究室及び農業生物資源研究所遺伝資源部保存法第二研究室」に改組され、幾度の組織改変の後、「東北農業試験場畑地利用部畑作物栽培生理研究室」を最後の名称として平成12年3月に閉所されました。
その後、平成14年2月、市に譲渡され、同年8月から「新庄市エコロジーガーデン」として蚕糸研究の歴史を紹介するとともに、自然環境を学び、交流の場を提供する施設として活用してきました。
市は、地域住民とのかかわりの中から、新庄市エコロジーガーデンの文化的価値を見出し、国の登録有形文化財(建造物)として文化財登録原簿への登録を目指し、平成22年度から事業を実施。平成25年3月29日付けで国の文化財登録原簿に旧農林省蚕糸試験場新庄支場が登録しされました。
- 昭和9年
12月 蚕業試験場福島支場新庄出張所として開設 - 昭和12年
2月 蚕糸試験場福島支場新庄出張所に改称
5月 蚕糸試験場新庄支場に改称 - 昭和33年
10月 蚕糸試験場新庄原蚕種製造所となる - 昭和43年
4月 蚕糸試験場新庄原蚕種試験所に改称 - 昭和58年
12月 蚕育種部原蚕種第一研究室に改組 - 昭和63年
10月 農業生物資源研究所遺伝資源第二部植物栄養体保存研究チームに改称 - 平成5年
10月 東北農業試験場作物開発部遺伝資源利用研究室に改組
その後、東北農業試験場畑地利用部畑作物栽培生理研究室に改称 - 平成12年
3月 閉所
5月 跡地の利用計画を策定するプロジェクトチームが発足 - 平成13年
6月 「エコロジーガーデン基本構想」を策定
11月 「エコロジーガーデン推進プラン」を策定 - 平成14年
2月 新庄市が国から跡地の譲与を受ける
9月 新庄市エコロジーガーデン「原蚕の杜」として開園
このページに関する問い合わせ先
新庄市エコロジーガーデン
郵便番号:996-0091 新庄市十日町6000-1
電話番号:0233-29-2122
メールアドレス:ecology-g@ic-net.or.jp
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