新庄市エコロジーガーデン利用計画(案)について、パブリックコメント(意見公募)を実施した結果、次のとおりご意見が寄せられましたので、公表いたします
新庄市エコロジーガーデン利用計画(案)への意見募集(提出状況)
募集案件
新庄市エコロジーガーデン利用計画(案)
募集期間
平成22年11月15日(月曜日)から12月14日(火曜日)までの1ヶ月
募集対象者
- 市内に住所を有する方
- 市内の事務所または事業所に勤務する方
- 市内の学校に在学する方
- その他計画等に利害関係を有する方
集約状況
設置場所 | 提出件数 |
---|---|
市民課ロビー | 0件 |
農林課内 | 2件 |
エコロジーガーデン | 1件 |
市民プラザ | 2件 |
わくわく新庄 | 0件 |
雪の里情報館 | 0件 |
市立図書館 | 0件 |
萩野地区公民館 | 0件 |
八向地区公民館 | 0件 |
電子メール | 1件 |
計 | 6件 |
意見等の内容
利用計画について
- 市だけでなく、市民の財産としていくためには、どれだけ多くの市民を巻き込めるかが大切。
- 施設全体にインパクトのあるテーマが感じられず、まゆの郷以外に立ち寄る目的が見当たらない。
- 市民の多くは、これまでの施設の活用法や利用実態について関心がない。
- 新たな価値観を付加させて保全する意義をアピールし、実際に市民が多く訪れる環境を整備することが必要。
- 本計画をみんなのものにするためには、市民の参画が必須。市民とともに考え出した利活用により、市民の関心度はとても強力になり、新庄には何もないと嘆く市民ではなくて、新庄にはエコロジーガーデンがあり、未来社会に生きるエコポリス住民として力強く未来に受け継がれる意志が育まれる。
- 単なる管理施設にすることなく、市民参加により命を吹き込み、様々な市民提案が生かされ、実現できる空間になることを望む。
歴史文化資源について
- 貴重な建物であり、保存すべき財産であることは理解できるが、蚕糸試験場の歴史がなぜ大切なのかが理解されていない。
- 昭和初期の建物はとても趣があり、エコロジーガーデンの大きな一つの魅力となっているので、後世のためにも適切な維持管理に努めていく必要がある。国の登録有形文化財制度への登録を目指すことで、その優遇措置を活用した改修なども検討できると考える。
施設の利用状況について
- まゆの郷については、産直として一定の評価はできる。
- 新庄バイオマスセンターについては、存在の必要性がはっきりしない。新庄が全国に先駆けて研究してきたことは評価するが、アカデミックな部門は施設活用の部分的な要素であり、核を占めない方がよい。
- 亀綾織をはじめとする体験工房は、活動のニュースが市民に伝わっていない。
- まゆの郷とパークゴルフの利用者が主であり、高齢者が多く若者や家族連れのイメージがない。つまり、若年層から見て魅力がない。
施設の活用について
- 古民家(蔵等を含む)を移築・改築し、宿泊できる学習施設をつくる。農業体験や地域の観光とも連携して、都市部の学生の合宿所としての活用を目指す。
- 現在ある建物を活かしつつ、統一感を持たせる。レストランや周辺住宅も古民家にすることで、魅力ある空間となり得る。
- ハーブガーデンをつくる。市民団体または個人の管理運営のもとで食材をつくる。また、そこから出る園芸ごみや生ごみを使って堆肥づくりを行う。
(摘み取り体験、リース・化粧水・入浴剤・消臭剤やハーブティーなどの手作り体験コーナー) - 「グラウンドワーク」の手法を用いて、市民が愛着と誇りを持てる取り組み(環境改善活動)を行う。
(注意:「グラウンドワーク」とは、住民、企業、行政の3者がパートナーシップを組み、企業と行政は資金・人材・土地等を提供し、住民がボランティア活動による労力を提供することで、自然環境や地域社会を整備・改善していく活動) - 周辺地域も含めた個性的な街並みづくりの中での活用。
- モデル地域として融雪溝の整備、生ごみの堆肥化等を充実させた住宅街。
- 市民活動やまちづくりの拠点とする。市役所や市民プラザ周辺より広く活動ができそうだし、農業や林業への関心が高まりそうに感じる。
- 地産地消を原則とした洋風農家レストラン「(仮)ミナ・ウメージュ」。地元の食材を使用したカレーやシチュー、パスタ等にも地元の材料を使用する等の商品開発を行う。建物内だけでなく、屋外にもぶどう棚を作り、その下にテーブルを用意してロケーションとマッチした雰囲気を創り出す。ミニコンサート、ライブも行える空間にする。
- 「(仮)手打ちそば処 新庄屋」または「(仮)手打ちそば おしん茶屋」。当初、田舎料理を中心に漬け物土産等を提供する店舗として考えたが、新庄市はそばに力を入れていること、旨いそば屋には地元の人間も平日の昼食から訪れることなどから、本格派のそば屋を想定したもの。
- パン工房、ピザ工房、ジャム工房、アイスクリーム工房。パンやピザは地元の米粉やそば粉をアピールする。ジャムやアイスは地元特産品である山ぶどうやトマト、イチゴ、アスパラ等を開発したもの。
- そば打ち体験、ピザ作り体験、ソーセージ作り体験などの体験メニュー・プラン。レストランや野外バーベキューなどで食事を取る。
- 民花壇については、公平感のある利用を目指す。
- 野菜の栽培は、食育を視野に入れた活用で総合的教育の一翼を担う。
- パークゴルフ場の設置を是非利用計画の中に加えてもらいたい。クラブ1本とポール1個があれば誰でも気軽にプレーできるし、運動不足の解消や心身のリフレッシュに大変役立つ。国道に隣接していて立地条件に恵まれているので、県内はもちろん近隣県からも愛好者が訪れるようになり、市のPRにも役立つと思う。
- パークゴルフ場にしてほしい。かなり歩くので健康にいいし、退職後に友達ができていろんな人とコミュニケーションを取ることができる。県内に良いパークゴルフ場がなく、市内の多くの人が他県に出かけている現状がある。立地条件がよく人が大勢集まると思うので、1日150人、土曜日・日曜日には200人程度人が集まり、300円から400円の利用料を貰うこともできると思う。
観光について
- 外部からの視点で、観光資源としての価値が非常に高いことを知らされている。芝生や花壇、バーベキュー施設など中途半端はいけない。日本の原風景が醸し出されるような植栽等を熟考し、持続可能な周辺の緑環境を整える必要がある。
- 県内外からの観光客が訪れるエリア、スポットとして整備していくべきであり、グリーンツーリズムの拠点づくりをメインに据えて地域の活性化を図るべきと考える。
- 話題に上るような農家レストランや名物そばの食事処を用意して、昼食と特産品・土産のメッカとしての舞台をつくる。周辺町村と誘客争いをするのではなく、宿泊は温泉、その前後に昼食として立ち寄る動線を作ることにより、すみ分けが期待できるのではないか。
- 「道の駅」としての活用。尾花沢から秋田の間に「道の駅」がない。
- 「まゆの郷」を充実させ、観光の拠点にする。
- すべて行政が事業を構築し運営する構想であるが、もう一つの軸を設定して、非営利部門と営利部門に分けて考え、営利部門には専門の運営組織を設立して経営に当たるべきである。
- 具体的方策
- 農産物提供レストランの設置までは行政側が面倒を見て、その後の運営は組織の傘下とする。
- 建物について、音楽練習室としても使用を許可し、屋外コンサートやレストラン内での演奏を可能とする。
- はぐくみ学ぶエリアのほ場についても、食育をテーマにした農業体験や、運営組織そのものが体験・滞在型の企画を考えて、農地を活用しての作付けやその収穫まで行い、最終的にはレストランで調理して食事をするようなテーマの旅行商品を開発する。
- まゆの郷も運営組織に組み入れ、レストラン、そば処、みやげ物店、バーベキュープラン等の仕入先として活用することにより、売り上げの大幅な増大が見込まれ、仕入れ側も在庫管理がしやすいなどトータルメリットがある。
- ほ場の作付け現場と販売現場が連携することにより、消費者ニーズの調査がよりスムーズに行われ、最上ブランドの開発に有利である。
- 誘客営業こそが成功の鍵であり、積極的なマスコミ対策、ホームページやブログ、ツイッター等Webによる情報発信、エージェントへの営業、ホームページによる特産品の販売サイトを運営する。
- 「(仮)新庄芸術村」の開設。版画、絵画、写真等の創作活動の場所を提供する。また、ギャラリースペースを設ける。モニュメントは野外に展示。
- 「(仮)むかし遊び体験「わらすこ」のびのび塾」の創設。縄細工、竹とんぼ、竹馬、凧、箸作りなどの体験教室
- オブジェクト作品の野外展示(ふれあい親しむエリア)
- 正面玄関周りのロケーションを利用して、記念写真撮影スポットとしてホームページ等で売り込みをする。オールドファッションの貸衣装やカメラマンも注文で受け付ける。フィルムコミッションの組織化までは難しいかもしれないが、運営組織として映画やコマーシャル製作会社にロケーションを売り込み続ける。
- 冬場は、雪玉合戦大会やスノーモービル大会など、雪を観光資源にする。
情報発信について
- まずは、多くの市民からエコロジーガーデンに興味・関心を持ってもらうことが大切。そのために必要なのは情報発信で、市のホームページのリニューアルなどは、ほとんど費用をかけずに改善できる。(歴史・文化の紹介、四季ごとの風景や敷地内の樹木の紹介、建物内で活動している団体や事業紹介など)
- その他について
- 今後の計画の見直しなどにおいては、関係する市民・団体からも策定委員に入ってもらい、より良いあり方について引き続き検討していく必要がある。
- 市民参加を行うと時間がかかり面倒だと思う向きもあると思うが、ここのところを丁寧に行うことにより元気な市民や有言実行型の市民、新たな人材の発掘やリーダー育成などにつながると思う。この過程に子どもも一緒に参加できれば、大人とともにフィールドワークから現場を学び、創意工夫・合意形成や実践について、多くの教えを学び取ることができるのではないか。
- 今現在、エコロジーガーデンに関わりのある市民・団体はもちろん、これから関わってくる市民・団体を有機的に結び付けていくことが、活動に大きな広がりを持たせることになる。
このページに関する問い合わせ先
商工観光課
郵便番号:996-8501 山形県新庄市沖の町10番37号
ファクス番号:0233-22-0989
観光振興係
電話番号:0233-29-5848
交流企画係
電話番号:0233-29-5849
エコロジーガーデン
電話番号:0233-29-2122
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