肺炎は主に細菌やウイルスが肺に入り込んで増殖し、炎症が引き起こされた状態です。
主に咳、痰、発熱などの、風邪とよく似た症状がみられます。
肺炎は日本の死亡原因の第5位であり、肺炎で亡くなる方の大半が65歳以上の高齢者です。そのため、特に高齢者は日々の予防が大切になります。
肺炎を予防するには
- 手洗い、うがい、マスクの着用
- 歯みがきを行い、口腔内を清潔に保つ
- 十分な睡眠や栄養バランスの良い食事などの規則正しい生活
- 禁煙
- 予防接種
肺炎の原因となる感染症には、予防接種で免疫をつけられるものがあります。予防接種を受けて、感染や重症化を予防をしましょう。
予防接種の種類によっては、市で接種費用を助成しているものもあります。
詳細は下記の各項目をご確認ください。
肺炎球菌感染症
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌に感染することで起こる感染症のことです。この菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染し、肺炎や敗血症、髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌性肺炎は、成人肺炎の原因菌として最も多いとされています。
予防には予防接種が有効ですが、肺炎球菌による全ての肺炎が防げるわけではありません。日頃から基本的な感染対策を行いましょう。
新庄市では高齢者肺炎球菌予防接種の費用を一部助成しています。
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インフルエンザ
インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで発症します。感染者のくしゃみや咳、唾液などを通じて飛沫感染したり、感染者がくしゃみや咳を押さえた手や、触れたものを介して接触感染したりします。
高齢者や持病のある方などは、肺炎や気管支炎をはじめとした合併症を併発する可能性が高くなります。
発症した際の重症化を防ぐために、予防接種が有効です。インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行します。流行する前の10月から11月頃に予防接種を受けることが望ましいです。
新庄市では高齢者インフルエンザ予防接種の費用を一部助成しています。
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新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスに感染することで引き起こされます。
感染者のくしゃみや咳、唾液などを通じて飛沫感染したり、感染者がくしゃみや咳を押さえた手や触れたものを介して接触感染したりします。発症早期では風邪やインフルエンザに似た症状や、嗅覚異常、味覚異常、下痢などが現れることがあります。高齢者や持病のある方は、重症化する可能性が高くなります。
予防には予防接種が有効ですが、あくまで重症化予防を目的としているため、日頃からの感染対策が大切になります。
新庄市では高齢者新型コロナウイルスワクチン接種の費用を一部助成しています。
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RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することで引き起こされる感染症です。
夏から秋にかけて流行が見られ、近年では夏に流行のピークを迎えます。
初めは発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くは軽症で自然軽快しますが、重症化すると喘鳴や呼吸困難、肺炎などに進展します。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%のお子さんがRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。成人の場合、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患をお持ちの方は特に注意が必要です。
新庄市では予防接種の費用助成は行っておらず、任意接種となります。全額自己負担になりますが、接種を検討の際はかかりつけの医療機関へご相談ください。
このページに関する問い合わせ先
健康課母子保健係電話番号:0233-29-5790
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