
平塚広義(ひらつかひろよし)
1875年(明治8年)から1948年(昭和23年)
新庄市小田島長の旧新庄藩士平塚家に生まれる。
東京帝国大学法科大学政治科を卒業後、内務省に入省。三重県警察部長、神奈川県警察部長、愛媛県・新潟県・兵庫県内務部長を歴任したのち、栃木県知事、長崎県知事、兵庫県知事を務める。大正14年には、第24代東京府知事(現在の東京都知事)を務め、合わせて1府3県の知事を歴任した。
昭和7年からは、台湾総督府総務長官として台湾に赴任。その後は貴族院勅選議員(大日本帝国憲法下のにおける帝国議会の上院)に勅任された。
弟は、蚕糸研究の権威、平塚英吉(新庄市名誉市民第一号)
郷土に寄せる言葉-平塚広義
仙台中央放送局が昭和15年に発行した皇紀2600年記念放送「郷土に寄せる言葉」の中で、平塚が地元について語った言葉が残っています。
~中略~さて、古より、天の時、地の利、人の和ということがよく言われますが、我が東北地方は確かに天の時や地の利は得ておりません。冷害といい、雪害といい、その他、天災地変が少なくないのでありまして、これがため被る損害はすこぶる大きく、各種産業の発展もこれがために阻害させられること多大なるものがあります。
しかしながら、今日の科学の力をもってすれば、直接間接の災害防止も出来るものと思うのみならず、東北地方に更に開発すべき天然資源や作興すべき工業が、無いことはないだろうと存じます。
特に先年、東北振興の国策が樹立され、各県において着々とその開発を見つつありますから、人の和である「協力一致」をもって、これにあたればその進歩は今後極めて著しきものであることを信じて疑わざるところであります。~中略~
注意:旧字体は現在の漢字に変換して掲載しています。
この寄稿にたいして、教育的意義として「東北振興は究極のところ精神の問題であり、この放送により如何に郷土人の魂が動かされたかを考えさせられる」と記載されています。
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