神室連峰
新庄市東部にそびえる神室連峰は、「みちのくのアルプス」と呼ばれ、東北一と言われている痩せ尾根が南北25kmに及ぶ。主峰神室山、最高峰小又山、鋭鋒火打岳から南端の杢蔵山に至る連峰の東面には、偏東積雪により生じた急峻な断崖が連なる。特に、火打岳は、連峰のほぼ中央に位置し、近年新しい道が拓かれ、日帰り登山が容易になった。山頂からは、鳥海山、月山、葉山など山形県内のほとんどの山々を一望する見事な大パノラマが広がる。 神室連峰には、約130種にのぼる高山性および亜高山性の植物が分布し、県内でこの連峰のみに見られる希少植物も存在する。また、イヌワシ、クマタカなどの動物が生息し、春の山麓にはヒメギフチョウが舞う。
関連リンク
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