断熱でつくる「夏涼しく冬暖かい」暮らし~雪国だからこそ高気密高断熱住宅を~
新たに「高気密高断熱住宅」を新築する際に活用いただける補助金の情報について紹介します。これから新たに家を建てようとしている方、近い将来家を建てる予定がある方は、ぜひご一読ください。
1.「夏暑く、冬寒い」 新庄市は、エネルギー代が全国屈指
近年、地球温暖化の影響により猛暑日が増え、冬は過去から変わらずまとまった雪が降るなど、「夏暑く、冬寒い」生活環境に拍車がかかっています。
雪国・新庄において、四季を通じて快適な生活環境を構築するためにはエアコンや灯油ストーブなどの冷暖房は欠かせないものでありますが、使用した分だけ家計の支出がかさむものです。
総務省「家計調査」(2023年から2025年平均値)では、全国47都道府県の県庁所在地を対象に、1世帯あたりのエネルギー等に要した年間費用を調査公表していますが、山形市においては電気代が4位(196,159円)・プロパンガスが4位(38,079円)、灯油が5位(39,024円)、ガソリンが11位(93,561円)と、いずれにおいても支出額が上位に位置しています。山形市よりも寒冷な本市においては、電気代や灯油代がさらにかかっていることが想像され、「いかにエネルギーコストを抑えながら快適な環境を構築するか」が重要になります。
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電気代 |
プロパンガス代 |
灯油代 |
ガソリン代 |
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全国1位 (最も支出が多い) |
215,694円 (福井市) |
42,101円 (高知市) |
92,401円 (青森市) |
107,406円 (鳥取市) |
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山形市 |
196,159円 (4位) |
38,079円 (4位) |
39,024円 (5位) |
93,561円 (11位) |
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全国平均 |
149,965円 |
20,309円 |
15,094円 |
71,200円 |
出典:総務省「家計調査」家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均)「食料以外」をもとに新庄市作成
https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
2.「夏涼しく冬暖かい家」とはどんな家?
(1)建築基準法の改正により「省エネ基準適合が義務化」
国土交通省では2025年に建築基準法を改正し、「省エネ基準への適合が義務化」されました。これにより、2025年4月以降に着工する住宅においては、壁や屋根・床の断熱性向上や省エネ性能の高い冷暖房や給湯・証明設備の一定程度以上確保など、エコで快適な住宅が施工されることになります。
また、2030年度には建築基準法の更なる改正が予定されており、断熱等の性能についてより高水準とすることが義務化される見込みです。
(2)高気密高断熱住宅のメリット
国土交通省ホームページでは、高気密高断熱住宅のメリットを以下のように公表しています。
〇健康・快適に暮らせる(断熱性能UP→冬暖かい/夏涼しい)
ZEH水準の省エネ性能で建てられる住宅では、外壁・屋根・床に断熱性能の高い素材を使用します。熱の出入りが大きく、熱が逃げやすい窓には樹脂製サッシやLow-E複層ガラスなどを取り入れます。こうした工夫によって、室内温度を一定に保つことができるため、夏は涼しく冬は暖く、1年中快適な生活を送ることができます。
〇光熱費が安くなる
断熱性能を高める以外にも、省エネ性能の高い冷暖房や給湯設備、LED照明等を採用し、エネルギーの無駄を減らすことで、今後エネルギー価格が上がっても月々の光熱費を安く抑えることができます。 さらに、太陽光発電により、エネルギーを創ることで、光熱費の大幅な軽減が可能となることに加え、台風や地震などによる大規模停電が発生した際も電力が確保でき、災害の時でも安全で安心な生活を守ることにつながります。
〇地球にもやさしい暮らし(CO2削減)
CO2は、電気・ガス・燃料などのエネルギーを使うことで排出されるため、エネルギー使用量を抑える省エネに取り組むことは、CO2の削減につながります。 さらに、太陽光発電などの再生可能エネルギーを取り入れることで、CO2排出量を一層減らし、地球環境への負担を抑えたサステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献できます。
出典:国土交通省ホームページ「省エネ基準引き上げへ。脱炭素化も。」より抜粋
https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/
3.「やまぽっかの家」(山形県が推進する、国の基準を上回る暖かい住宅)
山形県では、国の基準よりも高気密・高断熱な性能をもつ住宅を独自に認証する制度を行っています。やまぽっかの家(やまがた省エネ健康住宅)は、「もっとも寒い時期の就寝前に暖房を切っても、翌朝の室温が10℃を下回らない住宅」とされており、熱損失の低減、隙間風による冷気侵入の抑制が図られる高性能住宅であり、少ないエネルギーで快適な生活環境を構築することが可能です。
【参考】山形県 やまぽっか(やまがた省エネ健康住宅)
https://www.pref.yamagata.jp/tatekkana/support/kenkou/
4.新庄市で「やまぽっかの家」を建てると、使える補助金が沢山
前述のとおり、高気密高断熱住宅は省エネルギーで快適に暮らすことができる高性能住宅になりますが、従前の家屋よりも費用がかさむことがネックです。
現在、国をはじめ、山形県や新庄市においても高気密高断熱住宅の普及を推進したいとの想いから各種補助金を取り揃えており、新庄市にお住いの方がやまぽっかの家を新築しようとした場合、国・県・市の複数補助金を併せて活用することが可能です。
補助金を漏れなく活用いただくことで、費用を抑えて高性能住宅を取得することが可能になります。
補助金の利用にあたっては各種条件があるため、施工をお願いする工務店のスタッフさんと相談のうえ有効活用いただければと思います。
- 補助金を併用イメージ
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NO. |
補助金名(実施組織) |
補助金額 |
補助金の概要 |
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1. |
みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省) |
最大125万円 (GX志向型住宅) |
高い省エネ性能を持つ住宅の新築やリフォームを支援する国の補助金制度 |
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2. |
やまがた省エネ健康住宅・再エネ設備パッケージ補助⾦ |
太陽光発電設備:最大63万円 蓄電池設備:最大30.6万円 再エネ設備のみが併用可能 |
やまぽっかの家とあわせて太陽光発電設備等を設置する場合に支援する県の補助金制度 |
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3. |
新庄市「やまがた省エネ健康住宅」新築支援補助金 |
最大60万円 |
やまぽっかの家を新築した市民に対して、住宅のグレードに応じて支援する市の補助金制度 |
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4. |
新庄市住宅用太陽光発電システム等設置支援事業費補助金 |
太陽光発電設備:最大12万円 蓄電池:最大10万円 |
自宅に太陽光発電設備や蓄電池を新たに設置する場合に支援する市の補助金制度 |
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5. |
新庄市ペレットストーブ等設置支援事業費補助金 |
最大10万円 |
自宅にペレットストーブや薪ストーブを新たに設置する場合、補助金交付 |
このページに関する問い合わせ先
環境エネルギー課
郵便番号:996-8501 山形県新庄市沖の町10番37号
ファクス番号:0233-23-6112
環境エネルギー係
電話番号:0233-29-5826


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